





子育て重視で軽自動車を購入
条件と優先順位を決めましょう(三菱 ek-スペース)
私は18歳で運転免許を取得、36歳で結婚するまでは普通自動車を所持していました。
自宅は関東の山奥。土地柄自家用車がないと生活が成り立たず、高校卒業時には免許がないと就職・進学に支障が出るような所でした。
初めて自分で買った車はトヨタのファンカーゴです。
13年間、週末はほとんどディズニーランドへ行っていたため、走行距離は12万km以上になり、 そろそろメンテナンス費用がかさむようになっていました。
結婚と同時に妊娠が発覚、更に実家には自動車税の増額通知が届いていました。
寿退社したので通勤に使うことはなくなり、遠出の時は旦那の普通車で出かけます。私が運転するのは実家か近所のショッピングモールに行くくらいとなり、 無理して普通自動車に乗る意味もなくなりました。 でも、旦那の車だけでは困ることもあり、手放すわけにはいきません。 そこで、税金対策と子育てしやすい車を求め、軽自動車に乗り換えることになりました。
平成26年8月のことです。
ファンカーゴの車検が翌年2月までだったので慌てる必要はありませんでしたが、出産予定は10月中旬です。
生後間もない赤ちゃんを抱いての車探しは無理だと思い、早めに乗り換えることになりました。
- 車購入時の決め手となる条件は、以下の4点です。
- 後部ドアは両側電動スライド。なるべく大きく開くこと。
- ドアにキー解除ボタンがあること。
- 4WD
- 低床
電動スライドドアとキー解除は、子供を抱っこしたまま乗ることを考えました。 重いチャイルドシートの乗せ換えがあるためドアは大きく開いてほしい。 4WDは駆動力と雨や雪の日の安全性を高めるためです。 低床は将来的に子供や高齢の家族が乗り降りしやすいようにと思ったからです。
- 候補にあがったのは、ダイハツのタント、スズキのスペーシア、ホンダのN-BOX、日産のデイズルークス、三菱のek-スペースの5車種です。
試乗し、見積もりを出してもらい、連日深夜まで旦那と相談しました。
そして最後まで残ったのは、N-BOXとek-スペース。 条件を照らし合わせてみると、後部ドアの両側電動はどちらもオプションで対応可、 スライド幅はN-BOXのほうが広い、解除ボタンはek-スペースのみ、低床はほぼ同じです。
どちらも一長一短あり、『これ!』という決め手になりません。
その他の違いとしては、後部のエアコンがN-BOXのほうが下部からに対し、
ek-スペースは天井からのサーキュレーターのみです。
後部座席のスライド機能があるのはek-スペース、N-BOXは座席が上に跳ね上げられるようになっています。
燃費は、ek-スペースのほうがわずかに上回っています。
N-BOXの燃費が下回るのは駆動力の高さによるもので、試乗した時に坂道でもスピードが落ちにくい印象がありました。
価格については、希望するオプションと3年間のメンテナンスが入って、N-BOXが200万円、ek-スペースは180万円でした。
契約完了から納車までの期間は、どちらも1カ月程度とのことです。
悩みに悩み、最終判断はメイン運転者の私の意見を尊重することにし、ek-スペースに決めました。
子育てのしやすさを考えた乗り換えなので、解除ボタンやサンシェード、座席のスライド、冷やし過ぎないサーキュレーターが
決め手になりました。
寝てしまった子供を抱えながらドアを開けるのは思っていたより大変で、
電動スライドドアとキー解除ボタンがとても助かりました。
チャイルドシートの乗せ換えも、大きく開くドアのおかげでスムーズです。
坂道だらけの実家に行く時も、力強い4WDならファンカーゴ時代と変わりません。
多少の雪の日も心配ありません。
低床なので、足の悪い祖母も自力で乗ることができました。
とてもいい買い物だったと思います。
購入を検討される際には、条件と優先順位をきちんと決めてから車探しをされることをお薦めします。 安い買い物ではありません。 あとで後悔しないように、しっかり検討されてから購入することが大事だと思います。