軽自動車のガソリン代はいくら？満タンでどのくらい走る？節約方法を紹介｜軽スマイル

2022年10月25日

軽自動車の維持費は安いと言われていますが、年間維持費の中でも大きな割合を占めるのが「ガソリン代」です。ガソリンは景気に左右されて価格変動が起こりやすく、近頃ではガソリン代が高騰傾向にあります。そのため、できる範囲でガソリン代の節約術を実践しておきましょう。

本記事では、軽自動車の平均的なガソリン代と航続可能距離、ガソリン代節約方法についてご紹介いたします。

軽自動車を満タンにしたときのガソリン代

軽自動車におけるタンク容量の平均は30リットル前後です。
今回は主要な27リットル・30リットル・40リットルの車種のガソリン代を比べてみました。
※1リットル当たり155円のレギュラーガソリンで算出。

【27リットル軽自動車】
スズキスペーシア・スズキラパン・スズキワゴンR・日産デイズ・マツダフレアワゴン・三菱 eKクロス・ホンダ N-BOXなど
27リットル×155円 →4,185円

【30リットル軽自動車】
ダイハツムーブ・ダイハツタント・スバルステラ・三菱eKワゴンなど
30リットル×155円 → 4,650円

【40リットル軽自動車】
スズキジムニー・スバルディアスワゴン
40リットル×155円 → 6,200円

容量タンク別にガソリン代の計算をしてみると、同じ軽自動車でも最大2,000円以上の差が生まれます。

軽自動車のガソリン満タン時の走行距離はどのくらい？

ガソリンを満タンにして、どの程度距離を走行できるのかということは、ぜひ知っておいてほしい点です。

2WD車のJC08モード燃費で計算した場合、スズキアルトやスペーシア、日産デイズなどの車種は、満タンで800km前後まで走行可能となります。これに対してホンダN-BOXの場合は、2WDのモデルが720km以上であるのに対して、ターボ車や4WDになるとおよそ100km近く走行距離が落ちてしまいます。

また、比較的新しい車種の場合、搭載コンピュータが計算してメーターパネルに表示してくれるのが一般的です。そのため、同じ軽自動車であっても車種や走行環境、乗車人数といったさまざまな条件により、走行距離は変わってきます。

ガソリンスタンドの少ない高速道路や過疎地域を走ることが多い場合は、事前にガソリン満タンにしておくことをおすすめします。

ご自分の車の航続可能距離をしっかり把握しておきましょう。

年間ガソリン代の目安

軽自動車は燃費がいいものと悪いものありますが、ここでは標準的な「実燃費15km/L」で計算します。

普段は買い物や通勤、休日は少し遠くにお出かけする程度の使い方で、「年間走行距離10,000km」走ったとします。

１リットルで15ｋｍ走れるので、10,000÷15=666Lガソリンを消費することになります。

ガソリン単価が１Lあたり155円とすると、666×155＝103,230円です。

10,000km走って、103,230円かかるので、１ｋｍあたり、約10.3円かかります。

あくまで概算ですが、年間走行距離10,000㎞の方は一年間でおよそ100,000円のガソリン代がかかるということです。

しかし、燃費のよい車種もたくさんありますので、実燃費15㎞/Lより低燃費の車を選ぶと、ガソリン代は安くなります。

日ごろから車を使う機会が多い、遠くまで運転することがあるという方には、燃費のよい軽自動車がおすすめです。

ガソリン代の節約方法

経済的な乗り方をしっかり把握しておくと、ガソリン代節約につながります。

・余計な荷物は載せない

車両の重量が燃費にも影響します。例えば、100㎏の荷物を載せて走ると3％程度燃費が悪化します。車に重たいものを載せたままにしている場合は、燃費改善のために下ろしておくとよいでしょう。

また、空気抵抗が大きくなると燃費悪化の原因となります。使っていないのにルーフキャリアを装着したままという場合は外しておきましょう。

・急発進や急停止をしない

ゆっくり発進・ゆっくり停止を心がけることによって燃費の向上を期待できます。やさしい発進を心がけるだけで10%程度燃費が改善し、早めにアクセルから足を離すことで2%程度燃費が改善します。

・不要なアイドリングはやめる

10分間のアイドリングで燃料を130cc程度消費します。駐停車時はエンジンを止めるよう心がけましょう。自治体によってはアイドリングストップが条例によって義務付けられています。

・車間距離に余裕を持たせる

車間距離が短くなると無駄な加速や減速の機会が増えるため、市街地では2%程度、郊外では6%程度燃費が悪化します。

最低でも車1.5台分ほどの十分な距離を空けて走行しましょう。

・エアコンを適切に使用する

エアコンを使用することによって燃費が悪化します。もちろん、気温に合わせてエアコンを使用しても問題ありませんが、適切に使用することで燃費を改善できます。夏場の炎天下に駐車後はドアや窓を開放して空気を入れ替えてからエアコンを使用するようにしましょう。冬場の暖房についてはフロントガラスの曇り止め（除湿）を除き、エアコン（A/C）のスイッチを原則入れる必要はありません。車のエアコンの暖房はエンジンの熱を利用し、いらなくなった熱を利用しているので、A/Cスイッチを入れる必要がありません。

・事前にルートや交通情報を確認する

道を間違えて余計に走行すれば、もちろんその分燃料を多く消費します。出発前にルートを確認して道に迷わないようにしましょう。また、渋滞や事故・工事などの道路交通情報を確認することも大切です。渋滞を避けることで燃料と時間の節約になります。